2015年11月30日月曜日

『新しい』ということ

何か物を生み出すときに『新しいものを作り出さねばならない』といった考え方が少なからずあるように思えます。

芸術でも技術でも、常に新しい方向性を追求することは素晴らしいことであると思います。

今、我々は非常に便利な暮らしが出来るのはこの『新しさ』の恩恵でしょう。


ただ、芸術においてはこの『新しさ』という概念がやたらと強く強調されているようにも思えます。

過去の偉大な芸術家による作品を評価するとき、
「この時期にこのような試みをしている人は誰もいなかった。だからこの作品は優れているんだ」
といったような見られ方がしばしばされています。
(特に音楽に対してはそのような傾向が強いと思います。)

もちろんそのような評価は間違っていないでしょうし、実際誰もやっていないことを成し遂げているのだから優れているのでしょう。

しかし、その『新しさ』の面に対しての評価の割合が他に比べて高いことは、私個人としてはどうにもしっくりこないのです。


私の作られたものに対しての評価の仕方が、単純に『面白いか、面白くないか』を基準にするからというのもあるでしょう。

しかし、それだけではないように思えるのです。

上手くは言えませんが、私自身は『新しさ』というものに対して一定の距離を取ろうとする力が自身の内部に潜んでいるような感覚があります。

それがなんなのかは自分でもはっきりとはしていません。

ただ、この感覚がSFMMの活動において非常に大きな影響力を持っているように思えます。


これについては、また今後書いていくかもしれません。

2015年11月29日日曜日

NOeSIS

今回は『NOeSIS』というノベルゲームについて書いていきます。

このゲームは『クラシックショコラ』という同人サークルによって制作されたサスペンスアドベンチャーゲームです。

シリーズ物になっていて、1作目『嘘を吐いた記憶の物語』、2作目『羽化』の二作があり、現在3作目を製作中とのことです。

http://cutlass.qee.jp

無料でプレイできるにも関わらず、クオリティは極めて高く、100 万ダウンロード超えもしています。

簡単にあらすじを紹介していこうと思ったのですが、物語は非常に入り組んでいて、膨大なためここでは割愛します。

スマホ、Windows、iphoneで無料でプレイできるので、もし話が気になる方は実際にプレイしすることをおすすめします。

ブゾーニ 交響的夜奏曲

ブゾーニの「交響的夜奏曲」というオーケストラの作品を紹介します。

この楽曲は1912年作でブゾーニの楽曲中「ソナチネ2番」とならび極めて抽象度の高い作品だと思われます。

         
 
 
 
ふわふわと漂っているような曲で輪郭がはっきりしない不思議な作品です。



ふわふわしていますが、音楽自体には方向性を感じます。(直線的ではなく曲線的)
聴いているとどんどん引っ張られていく感覚になります。

ある意味ロマン主義音楽の究極形態の一つではないかと思います。




鈍色のバタフライ

kemcoからのスマホゲーム、『鈍色のバタフライ』について書いていきます。

公式サイトはこちら

このゲームは同じくkemcoから出ている『トガビトノセンリツ』と同じくのノベルゲームです。(トガビトノセンリツについてはこちらも参考にしてみてください)

内容はサスペンスものでトガビトノセンリツにある意味似ています。

外界から隔離された空間で顔見知りの男女がとあるゲームに巻き込まれていくというものですが、個人的にはトガビトノセンリツよりもこちらの方がより直接的で心理的に響いてくるように思えました。(私はどちらも好きです)

もともとはケータイゲーム用だったとのことです。
絵が少し一昔前のような感じですが、個人的にはそれが作品に程よい緊張感を与えるのに一役買っているように感じます。

このゲームも残虐描写があるため、グロ耐性が無い方はやらない方が良いかもしれません。

サスペンスものが好きな方にはお勧めです。

2015年11月28日土曜日

東急バス 淡島営業所 

世田谷区三宿に東急バス淡島営業所があります。

この営業所は恐らく東急バスの中で最も
小さい営業所なのではないかと思います。

この営業所の特徴として、すべての路線が渋谷駅発であることが挙げられます。

東急バスの中で、全ての路線の発着駅が同じ営業所は恐らくこの淡島営業所だけではないかと思います。

渋谷駅~若林折返し所を結ぶ渋51系統は本数は非常に多いです。

平日朝は3分間隔で走っています。

渋谷発の東急バス(他営業所も含)中でもかなり多い部類ではないかと思います。


さてこの営業所では、回送車が世田谷区三宿の多門小学校前を通ります。

多門小学校と営業所の間は短区間(30メートルほど)ですが狭隘路があります。

恐らくバスの擦れ違いは不可能でしょうが、大型車も通ります。

東京都内を走る東急バスの中ではかなりの狭隘の部類に入るでしょう。

もしここを営業運転にしたら、狭隘路線好きの方たちは乗りに来るのではないかと思っています。

初代ポケモンについての思い出

最近はやっていませんが私はポケモンというゲームにはまっていました。

大人気のポケモンですが、その中でも私は初代(赤、緑、青、ピカチュウ)が特にお気に入りでした。

バージョンが新しくなるにつれ、戦闘がリアルになったり新しいシステムが増えたり様々な工夫がされていきます。

もちろんそれ自体は素晴らしいことだと思います。

しかし私個人としましては、システムが単純で戦闘がリアルでない方が良いなと思っています。

なぜならば、その方が色々と想像できて楽しいからです。

システムが単純であれば、色々なパターンで試したりもできますし。

そういった意味でも私は初代ポケモンがとりわけお気に入りの理由の一つです。


初代ポケモンの技でトライアタックというのがありましたが、私はこの技がとても面白いと思っています。

技を放つと三角形の図形のようなものが飛んでいきます。
これはビームなのでしょうか?よく分かりません。

この技をドードー、ドードリオが覚えるというのも謎です。
まったく似合っていません。

そしていったい何が「トライ」なのでしょうかね。
よく分からないことだらけです。

初代ポケモンはこのような訳の分からなさ満載なところが非常に面白いと感じます。


今回は初代ポケモンについて簡単に書きました。

もちろん初代以外のポケモンもそれぞれ魅力はたくさんあります。
その中からお気に入りのバージョンが見つかると良いと思います。

2015年11月26日木曜日

シマノフスキ『Dance from the ballet 'Harnasie' Op. 55 』

シマノフスキの第三期にあたる作品です。
この時期のシマノフスキはタトラ山地の民俗音楽に熱中しており、この楽曲の中にもその影響は散りばめられています。

曲調はバルトークに類似している部分もあり、3分18秒からそれが顕著に表れています。

ただ個人的な感覚としてですが、それでもバルトークよりもはるかに『ロマン派』的であるように思えます。

シマノフスキのピアノソナタ3番

シマノフスキのピアノソナタ3番です。

後期ドビュッシーと同じ時期の曲で、作風はドビュッシーのエチュードに近いと思います。

あとそれに加えシェーンベルクをはじめとする新ウイーン学派にも匹敵するほどの激しい不協和音を大部分で鳴らしている事も注目できる点かと思います。




トガビトノセンリツ

今回は『トガビトノセンリツ』というゲームを紹介していきます。


http://www.kemco.jp/sp/games/tbns/ja/

このゲームは『kemco』から出されているスマホ用ゲームで、ノベルゲームです。
実際に私もプレイしました。

内容はサスペンス系で登場人物それぞれに対しての疑心暗鬼が面白く描かれていると思います。
登場人物を含む11名の部活仲間たちが、ある場所であるゲームに巻き込まれていきながら、それぞれのキャラクターの普段は見せぬ本性が垣間見えていきます。

作中では、わりと残虐な描写もあり、苦手な人にとっては辛いかもしれません。

グロ描写にある程度耐性があり、サスペンス系が好きな方にとってはきっと面白いと思います。
(『ひぐらしのなく頃に』が好きな方にはおすすめです)

実際ゲームを進めてみると分かりますが、ストーリー導入部分がかなり長いです。
(たぶん20分くらいはかかると思います)

人によってはこの導入部分が辛くて途中でゲームから離脱するかもしれません。
(実際、私も離脱してしまい、数カ月間ほったらかしにしていました)

しかし、それではもったいないので、長いですが最初の導入部分を頑張って進めてみてください。
すぐに話しが展開してどんどん引き込まれていきます。

小田急バス 若林営業所

世田谷区の若林2丁目に小田急バスの若林営業所があります。

ここの営業所の路線は子会社である小田急シティバスが運行しているのですが、小田急シティバスはこの若林営業所を『世田谷営業所』と名乗っています。

なぜ『若林営業所』で統一しなかったのか不思議です。


さてこの若林営業所ですが、他の営業所とは異なった点があります。
(ちなみにここで上げるのは路線バスに限ります)

それはこの営業所の最大の特徴は大型車が1台数も存在しないということです。

車両の大半はいすゞ製のエルガミオという車種が占めています。
残り数台は小型車で三菱ふそう製のエアロミディMEと日野製のポンチョのみとなります。

なぜ大型車が1台も存在しないのかは不思議です。

というか他のバス会社を見てみても大型車が1台も存在しない営業所はあまりないのでは無いでしょうか?

ちなみに20年ほど前までは、若林営業所は中型車は1台も存在せず大型車しかありませんでした。
だからなぜ途中から中型車のみになったのかが興味深いのです。

あともう一つ興味深い事柄があります。

20年ほど前までは、若林営業所は中型車は1台も存在せず大型車しかなかったと上で書きましたが、この時の大型車はすべて三菱ふそう製のエアロスターしか存在していませんでした。

このことは他営業所では考えられないことです。
他のすべての営業所では車両の大半がいすゞ製のキュービックが中心となっていたからです。
小田急バスといえばいすゞと言っても良いくらいでした。

当時私は小学生でしたが、若林営業所の車両だけエンジン音が他営業所と違っていることに激しい違和感を覚えていたのでした。
(当時の私は車種のことなど何一つ分かっていなかったため、エンジン音で判断していました)

このようになぜ若林営業所だけが他と明らかに違うのか?


この事実は私は今後も不思議に思い続けることでしょう。