SFMMでは初音ミクを歌手の代用として使うのではなく、新しい楽器としてもっと活用できないかということを考えていて、目下様々な試行錯誤を繰り返しています。
今回はそのひとつの方法として、サンプラーを使った実験を紹介します。
ペダルを用いずにそのまま弾くと、このような音になります。
最後に、ペダルを用いたトレモロ奏法です。
初音ミクサンプラーの大きな特徴のひとつが、このトレモロ表現で、通常の楽器ではなかなか表現ができない、独特の響きを作ることができます。
サンプラーによる音質の変化と、音階によって揺らぎの周期が変化しているため、音が重なることで非常に複雑な響きになっています。
今回は、Native InstrumentsのKontakt 5 を用いて、約1オクターブの間隔で、初音ミクの声を 7本読み込んでいます。
これまでに発表したSFMMの楽曲は、このような手法をいくつも組み合わせて作っています。
今後、このようなかたちで、今までに用いた色々な手法を取り上げてみたいと思っています。
今回はこんなところで。それでは。